高校を卒業して入った会社は書店でした。進学を希望していましたが家の都合で叶わず、図書部の部長をしていたので出入りの書店さんが採用試験を教えてくれました。
初めに配属された部署は注文品のカウンターでした。店頭に無くてわざわざ取り寄せる本。マニアックな本も多くどんな魅力があるんだーと興味津々。楽しかったです。
美術書や実用書の担当をしたこともあります。
ある日人事異動で人文関係の専門書担当になりました。哲学・倫理・心理学・社会学・宗教・政治・福祉・教育・保育…。商業高校しか出ていない私にはちんぷんかんで、毎日吐きそうになりました。高校の図書室にはなかった本ばかりです。これではいけないと思い、それぞれの入門書を買って少しずつ勉強し始めました。
するとだんだん面白くなっていったのです。
「わかる」→「面白い」→「仕事が楽しい」 嬉しい連鎖でした。
☆この本は、先日行った古書店のご主人が勧めてくれました☆
脳内BGM♪あの頃のまま/ブレッド&バター