著者は「予想もつかない未来を切り拓く研究」を東大大学院で進めている教授。『生命と非生命をわけるもの、それは「増える」ということ。遺伝し進化させ繁栄をもたらすが、人間によろこびを与えるとともに不安や迷いを植え付ける。「なんで生きているのだろう?」という疑問に宗教が与えてくれる答えに満足できず、科学的な答えを知りたい…。生命という現象や人間の抱く悩みの多くは、増えて遺伝するものの末裔には必然的に生じるものだと思うようになった。人間が生きていることには目的や使命はないが、価値と生きがいはある』と述べる。
ん〜、こんな観点から人々の不安や悩みについて書かれている本を初めて読みました。面白かったです。
☆ちくまプリマー新書はいいねぇ☆
脳内BGM♪カロン/ねごと