著者は清少納言との対談を創作し、敬語からだんだんタメグチになっていく。清少納言とは絶対に気が合う!と確信したそう。「最初に枕草子を通読した時に感じたのは、『これは、女性誌みたいだ!』ということ。」旅あり、ファッションあり、コラムあり、ゴシップ記事のような自慢話あり…。
十二単は「制服、だけど色は自由。おまけに衣服を染めることも選ぶことも着ることも仕事のうち」とか、「宗教行事は、平安の人にとってまさにハレの時」とか、ふむふむとなることの多い本でした。
この本を読んで私も、第一段以外の段を教科書に載せてくれていたらもっと古文を読んだのにと思いました。有名すぎる第一段・冒頭「春は、あけぼの。」のイメージにとらわれ過ぎていたかも。
脳内BGM♪Will〜オーダーメイド〜/135