1932年生まれの樋口恵子さんと、1948年生まれの上野千鶴子さんの対談集です。
人生の諸先輩方が「家族のやめどき」「人間関係のやめどき」「社会のおりどき」「自立のやめどき」「人生のやめどき」について語り合います。
樋口恵子さんが『もともと料理は家事の中で一番好きで、夫の没後もずっと台所に立っていたのに、八四歳くらいからだんだん面倒くさくなってきたの。』と。そして、栄養失調になった。『その症状を自分で「中流性独居無性型栄養失調症」と名づけたんですけど(笑)』
料理好きな人でも作りたくなくなるのねぇ。
上野千鶴子さんの『私はおひとりさまですから食生活は不規則ですが、それだけに料理って義務じゃなくて非日常。いってみれば娯楽なんです。』
という言葉にもなんだか納得。
☆マガジンハウス 2020年刊☆
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