桃子は『満二十四のときに故郷を離れてかれこれ五十年』とあるので、74歳か。住み込みの店員をし、夫周造との出会いと結婚、二児の誕生と成長、そして夫の死。ひとりきりになった今その生活の中で、脳内で他者や過去の自分と会話をするようになる。
『日常会話も内なる思考の言葉も標準語で通してきた』のに『東北弁丸出しの言葉が心の中に氾濫している』その声は孤独の寂しさたちの姿なのか、心の奥底に押さえ込んでいた自由礼賛なのか。
感想書くの難しい!
☆面白くって一気に読みました☆
脳内BGM♪悠々自適/SPARKS GO GO