中学生の頃は、どうせ自分なんか高校を卒業したら父の知り合いのところで事務員にでもなるんだろうなぁ、ぐらいの将来しか考えていなかった。
高校に入り、図書館司書という職業を知り、大学って所は自分の好きなことを勉強できるらしいぞということも知り、大学進学して図書館司書の資格を取りたいと思った。
商業高校だったので次々と同級生たちの就職先が決まって行くなか、進学したいと思っていたので学校からの就職斡旋はうけていなかった。
進学はかなわず諦めて就職することになった時、クラスで就職が決まっていない二人のうちの一人が自分だった。
本と音楽が好きなのでせめて書店か楽器店で仕事をしたいと思っていたら、司書の先生が高校の図書館に出入りしていた本屋さんに声をかけてくれて、採用試験を受けることになった。
脳内BGM♪START/JUN SKY WALKER(S)
